【古道具】自宅で縮みを修復?!「張物器」

こんにちは。まゆナベです♪

本日は連載中の「正絹を自宅で洗う」にて使用する、

ぜひ復刻したい古道具のお話です。

それではおはじめしましょう♪

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「縮みを自宅で直せる?!昭和の名品」

昭和の初めの頃・・・

「伸子張り」以外に、

天候に左右されず、畳一畳で張物が出来てしまう

家庭道具がありました

家庭洗濯で、縮緬や紅絹など縮めてしまった経験はありませんか?

昔は皆、クリーニングに出していたのでしょうか??

いえいえ、

「張物器」とゆう名品がありました

伸子に耐えられないアンティーク布地縮んだ布さえ直せてしまうんです!!

現在も古道具屋さんでは流通している張巧社製の「張巧器」

本日は

揃っていないと難しいモノ・無くても良いモノ

をご紹介します♪

「張巧器」の詳細

私の実際に愛用している完璧品がコチラ↓

※撮り忘れてしまいましたが、ものさし付きです

土台+棒3本+取り外し出来る棒2本+ロール↓

取り外し出来ない棒3本はこの箇所↓

ロールを廻したり、抑えたりするストッパー↓

ロール部分↓

実験では劣化のまま使用してますが、基本白布は張り替えるので

なくてもOK♪

ロールには湯を入れる為、ゴム栓が付いています↓

実はこのゴム栓、私は取替えており、

現代も簡単に入手できる為、これも欠品OK♪

張物する布を抑える棒。あれば尚良いお品です↓

説明書2種類。布地の種類別に張り方を説明

詳細記載の説明書は欲しいところ↓

実は箱のフタ内側で唯一、

張る時の「指の動かし方」を説明しています。あれば尚良い↓

まとめると・・・

【揃って欲しいモノ】

  1. 土台
  2. 取り外せる棒2本
  3. 取り外せない棒3本
  4. ロールタンク
  5. ストッパー
  6. 押さえ棒

【後からでOKなモノ】

  1. ゴム栓
  2. 白布(ロールタンクに付ける物)
  3. ものさし

【当サイトの更新を待って頂けるなら

無くてもOKなモノ】(爆笑)

  1. 説明書

次回は、実際に縮んでしまった極小 且つ 布地に弱りのある

アンティーク半襟を張物器で巾出しします♪

ぜひご参照下さい☆

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参考資料

*「科学洗濯 洗張防水 汚点抜き 被服更正読本」日本被服更生協会発行(昭和12年発行の古書です)

*張巧社製「張巧器」説明書

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2018年1月22日(月) 大安 まゆナベ♪

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