【古道具】張巧器のメンテナンス~布張替え~

こんにちは、まゆナベです♪

愛用の張巧器紹介、止まってました。汗

今回は、まだまだ着たい訪問着を張るので

カビ臭くならない為に、本体の布を張り替えます

それでは本日もおはじめしましょう♪

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【張巧器の布張替え】実験Ver

実際に使用していた方も知人の中におらず

見よう見まねの実験です

もし、

実際に張り替えをご存知の方がいらっしゃいましたら

ぜひ教えて頂きたいです!!!

①布をタンクから剥がす

測ってみましたら、約38cm×約54cm でした

似た布を使用すべく、今回薄手の帆布を用いてます

※洗濯又は漂白して使用、と説明書にありますが、

経年劣化激しいため、今回は新しく新調します♪

※他社製の張物器はガーゼのような布地が付いてますので、

用途に合った素材でしたら何でも良いと思います

※色移りを防ぐため、必ず「白い布」を用いて下さい

②同サイズにカットした布を貼り付ける

ここで素朴な疑問・・・

「張物器って、耐熱糊の必要があるのかしら・・・

調べましたら、張物器の説明書の端にこんな一文が!

「普通の糊」・・・ってどれ???どんな種類??

この商品が発売・普及していたのは、おそらく昭和12年前後

その頃普及していた糊を探すことにしまして(←調べ出すとノンストップ人間。爆笑)

当時大手といえば・・・

↑ヤマト糊

↑当時のポスター。

ヤマト株式会社様HP会社概要より画像お借りしました

糊ですよ?!ちょー可愛いっ!!涙

ヤマト株式会社様HP会社概要より画像お借りしました

↑あ~もう!お洒落っ♪♪

ヤマト糊の現在の看板商品といえばコレ↓

息子氏のリアル愛用品のため、若干中身少な目。爆笑

身近な歴史を調べると楽しいもんですね!

大ブームのヤマト糊も、戦時下の・・・・

おっと!!!脱線!!!!!張物器の話に戻します

(ヤマト糊について熱く語りたいので、またの機会にpickします。笑)

今回は1975(昭和50)年に発売した「アラビックヤマト」を塗ってみました♪

↑改めまして、タンクに ぬ~りぬり

↑一周分巻きまして~

③完成♪

↑ふふ~ん♪この真っ白さ!!なんと気持ちのよいことかっ!!

ちょっと端がズレてたけど!!!爆笑

最新の道具ももちろん大好きですが、

一つの道具を一生大切にしていくのも、また素敵ですね♪

張物器はオークションでも定期的に見かけますし、

以前pickしましたが、不足があっても使用できる部品もあります

張物器について

↑文字クリックしますと、当サイト内の記事へ飛べます♪

手軽に扱える張物器。ぜひ引き継いでいきたい逸品です☆

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参考資料

*張巧社製「張巧器」付属説明書(発売日の詳細不明)

*「COMZINE」取材のヤマト株式会社製品についての記事(2009年11月号)

*「科学洗濯 洗張防水 汚点抜き 被服更正読本」日本被服更生協会発行(昭和12年発行の古書です)

2018年3月19日 仏滅 まゆナベ♪