こんにちは、まゆナベです♪
HPのホームでお知らせしていますが、通販部のオーダーを少しの間休止します★
お急ぎのリピーター様のみ応相談。ご迷惑おかけしますが、宜しくお願いします!
それでは本日もおはじめしましょう♪
「0円金持ち」と「家庭内職」
「お金がない!」と思っている人に、まず、言いたい。伝えたい。
「マイナスは貧乏。0円は金持ち。」
名言ならぬ迷言(笑)。
もしも今、貴女様が「貧しいわ!」と思っていて、借金がないのならば、
それは「0円金持ち」ですから、そのまま借金せず、今すぐ働きだせばいい。
さァ、レッツ・ら・内職だ!!
「いいね」でなければ!
私の仕事相談相手は、心の中の「昭和奥さま」です。
早速、やべぇ空気です(爆笑)。
が!!
「お客様はどんな刺繍半衿が欲しいだろうか」
今は昭和の奥さまたちが参照した資料のおかげで、本当に楽しくそれを考えている自分がいる。
昭和の刺繍内職のモットーは「楽しみながら内職にもなる」とも言われてました。
数ある昭和内職の中から刺繍を選び、修行に通い、昭和の思考にこだわる私。
昭和内職について、ちょっと紹介させて欲しい。
初心者がお仕事になるまで】なんといっても、仕事が細かくて手際物ですから、初めての方は少なくも半年から一年くらいはみっちり練習しなければ、立派なお仕事はやりこなせません。
なまじ中途半端なときにお引受けすると、将来の信用にも拘(かか)わりませうから、まづ第一に腕を磨くことが肝心です。
注文の取り方】立派な技術を持っていても、ぢっと家に座っていたのでは、誰もお仕事を出してくれません。一番上手にできたと思う作品を2、3点持って、友達や知り合いの方を訪ね、順々に伝手を求めて、それからそれへとご注文を頂くようにします。
そのうちには機会を見て、帯専門店や襟屋さんなどと特約すれば、いっそう仕事は多くなります
(以上、最下段紹介の主婦之友 古書より)
※ちなみに、昭和14年の古書ですが、「えり」の文字は「衿」でなく、「襟」を多く使っています。近年和装は衿=和装に多く使われると言われています。それも決して間違いでない。けれども、色んな歴史がある楽しみを、自分自身の中に持っていると楽しいのである。
その他、「常に新しい工夫」「工賃」などの項目が続く。
これをきっかけに、昭和の商い系の今でいうビジネス書をかき集め、内職をすることにしたのでした。現代のビジネス法に興味がないわけではないが、根本が儲けたい。けれども「昭和に生きていたら」をずっと追求したいのだ!爆笑
シラコマ半衿の昭和思考
珍しく(?)私の思考のお話を、少し。
人には着方や縫い方の癖があると思うんです。
作り手が楽しむのもいいが、実際一番喜んで欲しいのは当たり前だがお客様である。
ですから実は、シラコマ半衿はお客様によって図案の大きさ、位置が異なるんです★
これは、同じ図案を選んでくださったお客様に特に多く採用している、
お客様ご本人も知らぬサービスです。爆笑
そして、どの着物を引っ張り出しても、どこへ誰と出かけても、楽しい一日のお手伝いになるように工夫しています。
一例でお客様の一枚の半衿が出来るまでをご紹介♪
こちらは今回2点オーダー下さった和小物作家のさやさん♪
いつもありがとうございます!!
プライベートなヲタ仲間としても仲良くして下さる方なんです♡
で、今回は右下のピンクをいいね!とオーダー下さったのです。
が!!
そのまま染めないのが昭和奥さま内職思考。
なぜこのピンクに「いいね」を感じてくださったのか。
それが大事である。
公開しているモノがある方限定になる一例だが、
まず、過去&別の作家作品アカの画像を並べる作業をする。(図左下)
我ながらマジでキモイことしている♡大爆笑
たとえそれが着物でなく、雑貨、景色、ゴハン画像だろうと、かまわない。
その人が「いいな」「今日たのしいな」「これおもしろいな」
そう思った物、出逢った全てがその方の人生を彩っているのだ。
これほど重要事項な情報は、ない。爆笑
すると好みや、小さく存在する色にも気が付く。
「最近はこのお着物好き・気になるのかな?」の他、
「紫と青好きなイメージだけれども、他にも青緑が好きなのかな?」とか。
「黄色も差し色に入れたらお好みかな?合わせやすそうだな!」とか。
「時々黒の差し色もお好みなんだな」などなど。
ちなみに色の染料の調合、選別も、昭和の色思考を使っている。
例えばコレ☟
端切れを染めた物を常備しており、それを着物なり帯に見立てて、アナログで置いてみる。笑
さやさんと、希望の帯に似合う紫は、昭和奥様思考だと、こうなるようだ。
それが現代の色の思考と異なっても良い。
あくまで私の内職は「昭和」時代なのだ!!笑
同じ図案でも、お客様によって異なる。
色々試し、
今はより昭和のご家庭法に近い「みや古染」に落ち着いている☟
が!
まだまだ試したいモノがある☟
一生お勉強。鍛錬である。
手本は常にアンティークである。昭和の奥さまが手本にした物と考え、大正~昭和初期の物を練習する☟
狭い私の作業所は、リビングの隅っこ☟
床にはこのように、朽ちた古書の破片がよく落ちている。爆笑
さあ、内職、
皆さまも、レッツ・ら・ゴーである♪
それでは、また♪
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参考資料
主婦之友二月號附録「内職にも向く 實用手藝品の作方八十種」主婦之友社発行(昭和14年発行の古書です)
「婦人倶楽部第第十六十号十月號」大日本雄辯會講談社発行(昭和10年発行の古書です)
その他、切り抜き、ノートなどメモ
2022.9.6 赤口 まゆナベ♪